まずはシミュレータで練習しよう

ラジコン飛行機のカテゴリーを大きく分けるとエンジン機、電動機(電動グライダーも 含む)そして無動力のグライダーに分かれます。それぞれにARF(Almost Ready to Fly)と呼ばれる半完成機とバルサから作り上げるバルサキットがあります。もし作るのが好きだとか作るのが得意だという方を除けばARFからはじめてみるのが得策かもしれません。


またどれを飛ばすにしても最初からうまくは飛びません。操縦法を体が覚 えていなければ間違いなく何機もの(何十機かもしれません)機体を落として、無駄 な出費をしてしまうことになります。昔は誰かうまい人に教わって機体を落としながらも時間をかけてやっと飛ばせるようになったものです。お金と時間と根気が何年でも続く人はこの方法でもいいかもしれませんが、現在ではPCを使ったシミュレータが先生の役割をしてくれます。初めての人でも6-7時間ほどシミュレータで練習を重ねれば、必ず初フライトからラジコン飛行機を回り道せず飛ばせるようになります。まずは離着陸を習得してください。着陸できないと墜落です!

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初飛行から失敗しないすごい練習法があります

入門にお勧めの機体とそのほかに準備するもの(電動機編)

それではARFのカテゴリーを中心に一体飛ばすためにどのような機体と準備が必要になるかを一般的なものを中心に要約してみます。

ここ1-2年のモーターやバッテリーの進化には目を見張るものがあります。エンジ ン機となんら変わらないパワフルなフライトを楽しむことができます。一昔前の”電 動機は飛ばない”、”飛行時間が短い”という話はもう過去のものになりました。その上、音が静かで手が汚れない、芝も汚さないので、モーターグライダーも含め電動機の人気が急速に高まっています。 フライトシミュレータで十分練習をされ、 画面の中ではすでに離陸、着陸はおろかループなどもできていることを前提にしてこの話を進めます。これがリトルベランカ風のラジコン飛行機の始め方です。

  • 最初の電動機の選択
    シミュレータで完全だからといって実際の飛行も最初から完璧に行くかというとそうは簡単ではなくかなり天候と本人のコンディションと機体の性能に左右されます。天候と本人のコンディションはとにかくベストなときを選んで初飛行に臨んでください。最初に作った機体は完全なように見えていても最初に飛ばすときにはダウンスラ ストやサイドスラストなどが適当でないため、離陸後飛行中にトリム調整をしなければなりません。このパートはやはり経験者にやってもらったほうが得策です。まっすぐ飛ぶようにトリム調整をしてもらってから送信機を受け取りましょう。こうなればもうこっちのものです。もしかするとシミュレータよりもやさしく感じるかもしれません。このようにシミュレータで十分練習した方で経験者の方がついて飛ばせる環境にある方なら最初の機体もあえて高翼である必要がないと思っています。低翼でも上に上がってしまえばコントロールが格段難しいというものではありません。またよく初心者はラダー機からはじめたほうがいいといわれますが、いままでの経験から考えるとシミュレータで練習した初心者にはエルロン機のほうがむしろコントロールしやすいのではと感じています。特に着陸時に高度が下がってきたときの機体の傾きを修正するにはエルロンが極めて有効で着陸をやさしく成功させる重要な要素になると思っています。ですからシミュレータでの練習が十分になされている方なら好きな機体を選択されるのがいいと思います。ただ見るからに難しそうなスケール機やスピードの速い機体はやはり2機目か3機目にしたほうがいいと思います。電動機であまりいいものが発見できなければエンジン機を電動化するというのももちろん可能です。

  • プロポセット
    6チャンネル以上のコンピュータプロポでミニ受信機やミニサーボなどがセットに含まれているものをお勧めします。ところでこの6チャンネルとは機体をコントロールするために送る信号が4系統および呼びチャンネルが2系統あるということです。これによりモーター、エルロン (主 翼に付いています)、エレベータ(水平尾翼についています)、ラダー(垂直尾翼 につ いています)の4系統をコントロールすることができ、また将来引込脚やフラップあるいはフラッペロンなどを使うことができます。実際には送信機から送られた信号を機体内部に収められた受信機が受け、それを電流値として変換してスピードコントローラーやサーボ に伝え、各サーボとピアノ線やワイヤー等によって連結されたエルロン、 エレベータ、ラダー等が動くことになるわけです。送信機側のスティックを動かした量とスピードに比例(Proportional-プロポーショナル)してそれらが動くので、日本では略してプロポ と呼んでいます。アメリカなどではラジオと呼ばれています。コンピュータプロポについての詳細は避けますが、非常に便利なミキシング機能や何機もの違う機体データを1台の送信機に蓄積しておくメモリー機能などがついています。現在売られているプロポのほとんどがコンピュータプロポなので安心してください。標準の飛行機用6チャンネルプロポセットには最低でも送信機、受信機、サーボ、スイッチなどが含まれています。高くても長く使えるものを最初から購入したほうがよいと考えがちですが1年もするとさらに性能がアップしたり、モデル自体もチェンジされるのでそのときに必要で十分なものを買うほうが結局いいと思います。

  • モーターの選択
    もしモーターやギアユニットがARFあるいはバルサキットに付属していなければキット指定のものあるいは相当品を別途購入することになります。もちろん迷わずブラシレスモーターを選択すべきです。普通に使うなら寿命も半永久的で メンテナンスフリーといっても過言ではありません。現在はモーターの外ケースが回転するアウトランナーが主流です。モーターの選択はカタログで検討したりほかの方のとび具合を見たりショップに相談されるのがベストだと思います。この過程でよくつかわれる言葉にKV値があります。1Vの電圧をかけた時にモーターが何回転するかという数値です。このKV値は、モーター内部のコイルの巻き線数によって変わります。一度電動をはじめるとどんどん知識が蓄積されていきますので安心してください。

  • スピードコントローラー(スピコン、アンプとも呼ばれます)の選択
    最近のARFの中にはこのスピードコントローラーがモーターとともに付属しているもの もありますが、多くのキットの場合には含まれていませんので別途購入することになります。選択したモーターのカタログに適合バッテリーや適合ペラなどとともに電流値あるいは適合スピードコントローラーが記載されていることがあります。これらを参考にして選択することになります。またブラシレスモーターにはもちろんブ ラシレス専用のスピードコントローラーを購入してください。スピードコントローラーにはBECとOPTOという2つの仕様がありま す。BECとはBattery Eliminator Circuitの略で、モーターを回転させる動力用のバッテリー電力が低下してくると、サーボを動かす余力電力を残して自動的にモー ターへの電力を止めてしまう回路のことです。したがってモーターが止まってからで も操縦系統のサーボはこの余力電力で動作できるため安全に手元まで回収できるわけです。スピードコントローラーはその名の通り、モーターの回転をコントロールしています。 エンジン機でいえば、エンジンのスロットルを動かすエンコン用サーボ と同じ働きをしています。さらに上記からもわかるようにBEC仕様のスピードコントローラーは受信機を通じてサーボに電流を送っています。逆にいえばBEC仕様ではバッテリーを動力系と操作系で共用することになります。このおかげで全体の重量を軽くすることができます。これに対してOPTO仕様のスピードコントローラー はバッテリーを共用しませんので受信機用バッテリーが別途必要になります。それゆえ動力用 のバッテリーを使い切るまで使うことができるようになっています。操作系のバッテ リーを別途搭載しているためモーターが止まってからでも充分に長い間飛ばしていることが可能になります。

  • バッテリー
    現在の主流はリチウムポリマーバッテリーです。ニッカドと比べて高密度の2次バッテリーで放電レート(20Cとか50Cと呼んでいるものです)も毎年飛躍的に改良されています。初期にはよく膨らんだり燃えたりしたことがありましたが、約束を守って充電してメーカー指定の範囲内sw使用する限りきわめて 安全で強力なパワーソースです。スポーツ機やスタント機などには放電レートもあまり高くない20C-40C程度が向いています。パンチはありませんが最初から最後まで同じレベルの出力が得られるメリットがあります。またダクテッドファンやアクロ機などは短時間で爆発的なパワーを必要とするため、50Cとか70Cなどの放電レートの高いものを使用します。ところでこのCというのはCapacityのCで、バッテリーの容量のことです。50Cとか70Cとはバッテリー容量の50倍とか70倍の電流値が流せるということです。

  • 充放電機
    リポバッテリーを充電するにはリポを充電できる充電器を購入しなければなりませ ん。充電のレートはバッテリーの容量と同じレートで(1Cという)行ってください。 リポの場合にはメモリー効果がありませんので競技に出るようなフライヤーなどでもなければ、購入後直ちにいわゆる“慣らし”と称するような強制的な充放電を繰り返す必要はありません。間違えて過放電になってしまうこともあり、危険です。

  • 充電用バッテリーおよび安定化電源
    12Vの自動車用のバッテリーは重いですが、一個用意すると便利です。飛ばす場所 まで車が入っていけるなら車載バッテリーを使うことも可能です。しかし長い時間充電を繰り返して帰りに車のエンジンがかからないといったことの無いよう気をつけてください。家では100Vから安定的に12Vを取り出せる安定化電源装置が便利です。

  • プロペラ
    それぞれのモーターに適したサイズを選択しますが、電動では電圧を上げたらペラのサイズを小さくし、電圧を下げたら大きなサイズのペラを選択できるようになります。これはなかなか最初理解することができませんが、モーターの最大ワット数 が決まっていますので、ワット=電圧X電流値なので、その最大ワット数を超えないために電圧値をあげたら電流値を下げてやらねばなりません。すなわち負荷を下げる必要があるわけです。負荷を下げるというのはペラのサイズを下げるということになります。エンジンのようなイメージを持っているとモーターを焼くかアンプを損傷してしまいます。

  • コネクターと半田づけ
    電動をやる人にとってコネクターは非常に重要です。若干でも抵抗が少なく、かつ接触不良の起こさない接点の多いものを選んでください。ゴールドコネクター、Deansコ ネクター等が超お勧めです。 またコネクターとケーブルのはんだ付けは極めて重要で何度も練習する必要があります。

入門にお勧めの機体とそのほかに準備するもの(エンジン機編)

エンジンの音がどうしても好きだ、油にまみれることが快感だ、誰もいない広い土地を所有しているなどの条件を満たしている人はエンジン機からはじめることも間違いではありません。
ARFまたはバルサキットエンジンのサイズとしては最低2サイクル15クラス以上4サイクル52クラスのも の、そしてなるべく翼長(ウイングスパン)の長いもの(150-160センチ程度は欲しいところです)を選択してください。ARFは既にフィルムが張られていますので主翼をつなぎ、水平尾翼、垂直尾翼を接着し、燃料タンクを取り付け、エンジン・サーボを取 り 付けてピアノ線などのリンケージパーツを使ってエンジンスロットル、エルロン、 エ レベータ、ラダーなどに接続すれば完成します。多くのARFにはタイヤ、燃料タン ク、タイヤ、リンケージパーツなど一切付属しているものが多く、現在ではバルサキットよりも安上がりです。エポキシ接着剤と瞬間接着剤があれば機体は完成します。 バルサキットの場合にはこれらは一切付属していない上、被覆もしていませんからフ ィルム、フィルムを張るためのアイロンを含めて全てを別途購入する必要がありま す。 ただ作ることも楽しみたい人にはバルサキットがお勧めです。

  • エンジン
    2サイクル15クラス~4サイクル52クラス
    ちなみにこの15という意味は0.15立方インチ(ci)というエンジンの排気量を表しています。これを日本で一般に使われている立方 センチ(cc)で表すと,1立方インチは 16ccですから16X0.15で約2.4ccのエンジンということになります。ずいぶん小さく感じますが、結構な力持ちです。52とは0.52ciなので16X0.52で約8.4ccになります。ARFでもバルサキットでもエンジン機ならエンジンを別途購入する必要があり ます。

  • プロポセット
    エンジン機の場合も6チャンネル以上のコンピュータプロポであれば十分です。その ときに必要で十分なモデルを選択してください。ショップの方と相談しましょう。

  • 始動用具
    ARFでもバルサキットでもスターター、スターター用12Vバッテリー、ポケットブー スター、ブースター用充電器、燃料、燃料注入用のハンドポンプ、シリコンチューブ が最低限必要になります。

例1)はじめてのシミュレーターあがりの男が初フライト成功! @つくば.

超初心者初飛行 BLUE MAX フライトレポート 01.07.18.

 ついに、R/C飛行機を飛ばすことになりました。

 初めて製作したR/Cキットは、GLOBAL HOBBY社 BLUE MAXです。クラシカルな雰囲気漂う飛行機です。以前にUコンを作っているので、ARFのキットの組立に関しては問題はありませんでした。リンケージに関してはいろいろ教えていただきました。

 お店が定休日の7月18日水曜日快晴っっ初フライトには絶好の日よりです。一路つくばを目指し外環を爆走しました。以前Uコンを飛ばした一面芝生の飛行場です。どーもココに来るとバーベキューをしたくなります。

 この時点で、かなりドキドキしていました。
うちの店長はサクサクと用意を始めていました。私は、ほぉほぉ・・いいながら一緒に準備していましたが、ここでは、心臓が口元まで来ていました。ヤバイっすっこの調子では、私のブルーマックス君はコナゴナになること必死です。

 翼をセットして、燃料を入れ、OSのエンジンに火をいれました(新品のエンジンですが、とてもかかりが良いです)。脳みそは真っ白けですわ。

 まずは社長のフライトっ ブルーマックスは、いとも簡単にフワッと浮きました。「あれ・・・簡単そうだなぁ」と必死に冷静を取り戻そうと・・・心の中で連呼しました。
それにしても、生で見る実機は、大迫力ですっジュラシックパーク3の迫力も捨てがたいですが、こういったレジャーはとても良いのではっ!って思います。
いやぁ私が作ったブルーマックスはホントに良く飛びます(=誰でも良く飛びます笑)風が多少ありましたが、問題ないようです。着陸もとてもスムーズなもので、スイーッと下りてきました。

 ついに私のフライトです。
風が多少あるとのことで、離着陸は次回に回して、空中のみでの操作ということになりました。
まずは、上げてもらい、途中でプロポを渡してもらうという飛び技ですわっ

社長:「どーだい?代わるか?」
私:「だ、だ、だ、だいじょーぶッス」((落とすかもしれませんが・・))
社長:((大丈夫かね・・・))
<プロポを手渡ししてもらいますっ ついに初フライトですわぁ>
私:「おーーおぉー おおー うおぉー」((いってます・・・))
社長:「うまいうまい 調子こくなよぉー」
私:「シュミレータとホント変わりませんねぇ」
社長:「そーだろぉーっっふぁーっはっはっはっ」

 7、8分は飛ばしていたんじゃないでしょうか。なんの問題もありませんでしたね。次回は離着陸までやっちゃいますよぉー

 こんな感じで私の初フライトは大成功!ってことでよろしいでしょうか?笑
R/Cプレーンを、これから始められる方や自宅で練習されるのにシュミレータはトテモ重宝します。お勧めですよ。一台落とすよりは 笑

うちだ


例2)またしてもシミュレータ 上がりの男女が初フライトに成功 @つくば

BLUE MAX フライトレポート 01.10.27.


足がガクガクです
目撃者豊崎さんとチャレンジャー浅田さん

 シュミレータによる練習だけで飛ばせるようになろうというプロジェクトの第2回目です。チャレンジするのは某大銀行の浅田さんと弊社の女子社員です。浅田さんは会社の帰りにお店のシュミレータ(Real Flight G2)を延べ3時間くらい、弊社社員は仕事で余り練習する時間が無く延べ2時間余り。そんな二人を無理やりだまして初フライトに連れ出しました。いずれにしても二人ともラジコンは触ったこともありません。ついに10月27日土曜日は待ちに待ったそしてとにもかくにも初フライトに挑戦する日が、やってきました。場所はつくば某飛行場。風も無いほんとに穏やかな日和です。初フライトにはもってこいの日で望んでもこんな日はめったあるもんじゃありません。心なしかやはりどこか緊張感が漂います。準備をしているうちにつくば在住の豊崎さんが登場。今日は目撃者になってもらいます。


うまい!!落ち着いたもんです

 とりあえずエンジンをまわします。OS52FSはこともなげに一発でかかり、リトルベランカの自家用機、おなじみブルーマックス。静かにゆっくりテイクオフ。ちょっとトリムを直して2~3周。少し高度を取ってから、最初に男性の浅田さんに「どうですか?」と声を掛けるとほどんと待ってましたとばかりに??プロポを奪い取られました。(おそらく極度の緊張のためと思われます)とりあえずその高度で左旋回してゆきます。お~~~、スムーズじゃないですか!!高度を上げることも下げることも無く、ターンしていきます。その後エルロンを少し右に当てて直線飛行。また左旋回、直線に戻して自分の前方上空を通り過ぎてゆきます。対面でもエルロンの打ちミスがありません。完璧です。うわ~~~~、やった、やった!!大成功です。何度も上周飛行しているうちになれてきたんだと思いますが、エンコン操作で高度を下げたり上げたり、かなり低い高度でもスムーズに旋回してゆきます。でもやはり過度の緊張を持続させるのは大変なので、ここで交代。女性はやはりこういうときなぜか図太さがあるようで、こともなげにプロポを受け取り、旋回開始。お~~~、お~~~~こっちも全くOKじゃないですか!!多少動きに落ち着きがないようにも感じられますが、頭の後ろに行くことも無くとにかくほぼ同じ高度で前方上空を旋回しています。


やったー!!でも緊張の連続

 そばについている豊崎さんのほうがなぜか緊張気味。二人とも大成功!!数回上周飛行をやったところで、豊崎さんが最後に着陸させます。もちろん豊崎さんはお手のものでスムーズに着陸。いやーほんとにやっぱりシュミレータの威力は凄いものがあります。ちょっとブレークのあと、2回目にチャレンジ。今度は浅田さんにエンジンを始動してもらいました。2回目もスムーズに上周飛行を続けています。弊社女史に交代しこちらもなかなか順調な様子。豊崎さんも口で多少アドバイスする程度。また浅田さんに交代。エンコンを下げて着陸進入のコース取りの練習を数回繰り返します。対面でも機体が落ち着いています。ころあいを見計らって「着陸いってみようか?」の声をかけてみます。覚悟したかのように浅田さんはエンコンを絞りエレベータをうまく吊りながら、エルロンで姿勢をコントロール。ブルーマックスはゆっくりすべるように前輪のスポークタイヤから余りにスムーズに着陸。最後に尾輪を着地させてするすると止まりました。うわ~~~~、初フライトで着陸に成功!!こんなことはほんとにほんとに初めてです。本人の顔を見ると極度の緊張と興奮で青ざめています。みんなも興奮。とにかく豊崎さんもこんなの見たことないと興奮しています。3回目の前には浅田さんも気をよくして自分の持ってきた昔のUコン(35クラスの飛燕)を取り出して軽く演技をやり始めました。気持ちよさそうに上へ下へ機体を回しています。アルコールとひまし油の燃えるニオイが懐かしい!!2サイクルのノスタルジックフライトにやや昔に想いを乗せて飛び続けます。3回目は離陸にチャレンジ。難無くこなしてまた着陸、おいおい、いいのかこんなことで。


浅田さんはUコン出身

 いままで僕が何十機も落としてきたのはなんだったのか・・青春を返せ~~~、ばかやろ~~~!!状態に入りました。しかしほんとにシュミレータの威力は凄い。これでリトルベランカでは3人目の初フライト成功者を生み出しました。どうですか、もしラジコンをいつか飛ばしてみたいと思っているんだったら、会社の帰りにでもリトルベランカのシュミレータで練習を始めてください。そして初フライトは弊社の自家用機ブルーマックスをお貸ししますから一緒にやってみませんか?またとにかくフライトシュミレータを買うのだという方も是非一度試しに来て見ませんか?昨日からある若い女性が会社帰りに練習を初めています。近日中にデビューすると思います。これもお楽しみに。


緊張の飛行を終えて翼を休める両機

例3)またまたシミュレーターあがりの美人OLが初フライト成功!

フライト成功レポート 11.23.2001.


本人よりもサポートしている
副会長が興奮??

 4人目のチャレンジャーは、四谷の某大会社にお勤めの某美人OL。都合6時間くらい 練習したでしょうか、最後の頃には離着陸はもちろんのことループ、ロールそして背面まで何とかこなせるようになっていましたが、まあやっぱり心配はしてました。11月23日千葉県流山近くの某クラブ飛行場で初フライトにチャレンジすることにな ったそうです。当日は朝から天気がよくまた風も全く無い初心者の初フライトには最高の日だったということでほんとに良かったです。念のためということでトレーナーコードを持っていくつもりだったそうですが、もって来るべき人が忘れたそうでとに かく自力で飛ばすことになったそうです。


無事戻ってきて機体を拭きながらの
Vサインも嬉しい某美人OL。

 離陸をやってもらいトリムをあわせてもら った後、送信機を受け取って初のソロフライトに挑戦。でも難なく上周飛行をこなせたとのことで8の字にもチャレンジ、時々舵を打ち間違えそうになったものの、そこ はゆっくりフライトが得意なブルーマックス、余裕があったそうです。「とにかくシュミレータの威力は凄いの一言に尽きます、もしこれが無かったら時間とお金がいくらあっても足りませんでした」とは、本人の弁。

これでショップから4人目の成功者が出ました。みなさんもどうですか?あれこれ考 えて手をこまねいているよりもチャレンジしてみませんか?ショップで待ってま~~ す。

例4)アイルトン・セナ、星野一義選手に続く??自動車業界からのフライト挑戦

初フライトへの大空への道・その1 2001.12.24

 それはX'masイブの午後だった。赤坂で遅~い昼食の後、帰宅すべくクルマを走らせ四谷の交差点へ。ここは左端の車線が左折専用、その隣りが左折と直進。私は新宿方面へ左折するのだが、左端の車線は信号待ちのクルマが列をなしていたので隣りの車線を選び、難なく最前列のポールポジションを得る。3秒後、運命の瞬間がやってきた。「これ、直進すると小林さんの店じゃん」

 小林店長に初めて出会ったのは新宿の飲み屋。たまたまカウンターで隣り合わせた。でも、こちとら飛行機模型の趣味はない。いや、基本的に「動くモノ」は大好きで、当然そこには飛行機も含まれるのだが、「動く模型」という条件で考えると飛行機はハードルが高く、いわんやRC機などとても・・と、30年前に諦めていた。

 クルマの模型なら、電動キットもスロットカーもやった経験がある。が、ラジコンはダメ。行きはよいよい帰りは怖いで、対面になると100%操縦不能。地表でダメなヤツが飛行機のラジコンなんて出来るはずがない・・。ところが小林さん曰く、「パソコンのシミュレーター・ソフトがあって、それで5~6時間練習すればRC機を飛ばせるようになりますよ」ホンマかいな? 疑いを抱きつつ、かつWindows用のソフトだということに落胆しつつ(私はMacユーザー)、「まぁ、一度ウチの店に来て触ってみれば」との小林さんの暖かい言葉をいただいて1カ月がすぎ、迎えた運命のX'masイブ。恐る恐るリトルベランカのドアを開けると、小林さんのいつもの笑顔が待っていた。「おっ、いらっしゃい。シミュレーターやる?」勧められるままにシミュレーターの前に座り、プロポを手に取る。左右のスティックで何が動くのかを教わり、「エンコンを上げてエレベーターを引くと離陸するからね」と言われた通りにやったら、画面のなかの機体が宙に浮いた・・のだけど、この時点ですでに小林さんは他のお客さんの応対。いきなりの単独フライト(?)で、すぐ墜落。でも、「意外とやれそう」という理由のない自信が心のなかに芽生えるのに、時間はかからなかった。
 落ちても落ちても、数秒後には機体は滑走路の端っこでアイドリングして私を待っている。ほとんど忠犬ハチ公みたいなヤツだ。可愛い! しばらく落ちずに飛んでいると、もっと可愛い!! しかし飛行機の操縦理論など知らない私は、ラダーで旋回しながらエルロンを逆に動かして姿勢を直す、という無茶苦茶な飛ばし方をしていた。

 それを知ってか知らずか、15分ほどたって小林さんから「飛んでる間は曲技を除いてラダーはあまり使わない。エルロンで旋回して、高度が下がらないようにエレベーターを引く」と貴重な(?)アドバイス。な~んだ、早く言ってよ。なるほど、その方が旋回がゆっくりで安定する。でも、やっぱり落ちるんだな、これが。なのに小林さんは「初めてでこれだけ飛ばせる人は少ない」なんて、ホント、褒め上手。こっちも褒められると天まで昇るタイプだから、冬だというのに汗ばむほど熱中。結局その日は40分ほど遊ばせていただき、リトルベランカを後にした。


初フライトへの大空への道・その2 2001.12.25

 X'masイブに初めてリトルベランカで"リアルフライト"を体験。その感触が忘れられない私は、翌日の夕方に再び店を訪ねた。「シミュレーターですか?」と小林店長。図星なんだけど、それが照れ臭くてしばし店内をキョロキョロ。頃合いを見て、「いい?」と声をかけて昨日と同じ椅子に座る。

 RC機については知識も経験もゼロ。それでも"リアルフライト"なら、少しは飛ばせる。10分ほどたつと、早くも「昨日より上達したかも」などと心の中で自画自賛。ただし墜落を防ぐのが精一杯で、どこに行くかはほとんど機体まかせだ。

 これじゃあイカンと、グルッと周回、8の字など自分で課題を設定して練習に励む。8の字は難しい。対面になると落ちる。でも、だんだん滞空時間が長くなるから不思議・・というか、これが"リアルフライト"のワナ。私のような超ビギナーにとって、「上達」の2文字ほど嬉しいものはない。完全にハマってしまう。

 そうこうするうちに、店に居合わせたお客さんから「エッ、今日で2度目ですか? それにしては巧い」と声をかけられる。この店は店長だけでなく、お客さんも褒め上手らしい。調子に乗って、着陸にチャレンジ。上空を飛んでいると、なかなか滑走路の位置がわからない。そこで、とりあえず滑走路でなくても、どこでもいいから着陸しようとするのだが、何度やっても地面に激突。画面の機体は黒煙を上げる。

 だんだん意地になってきた。離陸してすぐ反転し、上周飛行せずに着陸という練習を反復。着陸態勢に入るだけでも難しい。たまに巧くいったつもりでも、車輪が地面に跳ね返されてボーンとバウンドしてしまう。そのままではまた黒煙なので、バウンドした瞬間にエンコン全開で上空へ。はた目にはタッチ&ゴーみたいな状態だが、私は着陸練習中。なんじゃいな。結局、マグレで一度だけ着陸でき(滑走路じゃないとこね)、それなりの満足感を胸に、"バルサキット製作のコツ"を購入して帰宅した。
 ちなみに、小林さんからは「その本を買ってどうするの? まさか、いきなりバルサキットを作ろうってわけじゃないよね」とのお言葉。「構造の勉強になるかと思って」と私。本音を言えば、RC機に関る何かが欲しかったんだよね。リトルベランカのHPはすでにほぼ読み尽くしていた。ARFキットでも買えば、作るヒマはなくとも眺めて楽しむくらいできるだろうが、まだちょっと早い気がする。で、本を買った。専門誌だから超ビギナーには難解だが、いっぱしのRC機趣味人になったようで嬉しい。小学4年生で自動車専門誌を買い始めたときの気分が、蘇ってきた。


初フライトへの大空への道・その3 2001.12.30

 12月24日に40分、翌25日に1時間、リトルベランカで"リアルフライト"を体験。それから4日間は、前回買った"バルサキット製作のコツ"を読んで過ごし、30日にまた店へ。本で理解できなかったことを小林店長に質問し、パーツやプロポを見せてもらって、いざシミュレーター。私はカフェインとニコチンとアルコールの中毒患者だが、そこにすでに"リアルフライト"が加わりつつある。しかし、わずか4日のブランクだというのに、ちっとも勘が戻らない。上周飛行はなんとかなるが、着陸はまるでダメ。地面に激突か、よくてもボーンと跳ねながらの超ハードランディング。「着陸速度をもっと下げて」と小林さんからアドバイスを受けるが、そう言われてもねぇ。ゆっくり降りてこようとすると、滑走路の遥か彼方で安定を失って墜落してしまう。

 あっというまに1時間がすぎたところで、小林さんが「宙返りと背面飛行やってみようか」。は、はいめん・・? 「エルロンで背面にすると高度が下がるけど、慌てずにエレベーターをアップすれば大丈夫」と小林さん。言われたようにやってみると、これが意外にできる。たまに打ちミスで落ちるが、背面のまま右に左に旋回しちゃったりして!

 さらに意外だったのは、背面をやったら着陸の成功率が格段に上がったこと。エルロンの操作に慣れ、フラフラしながらも姿勢を保てるようになってきたのだ。まだ滑走路に平行には降りれないが、10回のうち8回は滑走路の近くに、またはそれを横切るように、しかも飛び跳ねずに着陸できる。気を良くしたところで終了。本日のフライトはたっぷり2時間、24日以来の通算で3時間40分。小林さんは「次は実機を飛ばしに行きましょう。ウチのブルーマックスを貸すから」とおっしゃるのだが、もう2~3回はシミュレーターをやらせてもらわないと・・。

 でも、ほんの1週間前には考えもしていなかった「大空デビュー」が、現実的なテーマになってきた気はする。「ラジコン飛行機を飛ばすなんて絶対に無理」と30年前に諦めたはずなのに、忘れていた夢が戻ってきた。問題は正月明けから仕事が忙しいことだなぁ。中旬まではリトルベランカにも行けないかも。その間の心の慰めに、ARFキットを買って、仕事の合間にせめてハコでも眺めるか・・。だけど何を買う? ウーン、ここは思案のしどころだ。


初フライトへの大空への道・その4 2002.01.04

 年末にリトルベランカで"リアルフライト"を3回、計3時間40分ほど練習。気分だけはすっかり飛行機少年となった中年オヤジの私だが、困ったことに過去30年余り、飛行機を趣味の目で眺めたことがない。

 子供の頃からのカーキチで、乗り物は何でも好き。自分で動かせるものはもっと好き。RC機への私の憧れは、つまりクルマやバイクの運転の延長上にある。RC機の操縦なんてとても無理・・という積年の思いが"リアルフライト"で「もしかして出来るかも」に変わり、憧れが現実になる期待感に心を躍らせているのだ。

 そこに、小林店長のこんな一言。「初フライトにはウチのブルーマックスを貸すとして、ところで有元さん、どんな飛行機が好きなの?」 そうそう、やっぱり自分の愛機が欲しいよねぇ。バルサキットを作る時間も技術もないから、1機目は当然ながらARF。それでも完成はかなり先だろうけど、キットを眺めているだけで心安らぐに違いない。だが、しかし・・、オレの好きな機体って何だ? 

 心は30ウン年前にタイムスリップ。隼、疾風、マスタング、サンダーボルト・・思い浮かぶのは第2次大戦中の戦闘機ばかりだ。いずれはそんなスケール機を飛ばしてみたい気持ちはあるが、まだシミュレーターしか経験していない超ビギナーの1機目に、それが向かないのは私でも想像がつく。そこで正月休みを返上して(?)パソコンに向かい、飛行機やRC機関係のHPをむさぼり読んで「好きな機体」の発見に努めたのだが、どうも決め手がないんだなぁ。

 困ったときのリトルベランカ。3日夕方に今年初めて店に行き、新年の挨拶もそこそこに書籍・雑誌を立ち読みしたり、店内にディスプレイされている機体を眺めたり。小林さんにも相談するのだが、なにせこっちに「こういうのが好き」という趣味がないからラチがあかない。パイパー・カブも可愛いし、リトルベランカのHPに登場するフォッカーD-VIIもよさそう。おいおい、まるで違う機体じゃないか。

 小1時間たって、小林さんが「あれは?」と指差したのがK&S製シルキーウインドの高翼機。グラスファイバーで成形された胴体の曲線がカッコいい。そう、飛行機に限らず、私はこういうエレガントなカタチが好きなのだ。でも、もうちょっとスケール機っぽい(私にとって見慣れた飛行機っぽい)雰囲気が欲しいかなぁ・・と思案していたところに、「そうだ、これの低翼機もあるよ」の声。さっそくハコを開けてもらう。部品を見てもイメージが湧かないが、説明書の写真で私の気持ちは固まった。

 残念ながら明日から1週間ほど海外出張なので、シルキーウインドGM-Sは手付かずのまま私の仕事場に放置されることになる。機体を買っただけで、プロポもサーボもエンジンもペラも、まだない。接着剤もニッパーも持ってない。ま、焦らずジックリ、楽しませてもらいまっせ。

例5)シミュレーターあがりの父さんパイロットもフライト大成功! @つくば

Piper Cub 初飛行レポート 02.01.16 by Takahashi

realflight 平成14年1月16日は35年前からあこがれ夢を見てきたRC機の初フライトの日です。この記念すべき日は昨年12月初旬に行った早めの大掃除の日に妻から掛けられた「この本捨てますね」の言葉から始まりました。対象とされた本は、昨年の11月に本屋でなんとなく目にとまり懐かしさ一杯で購入し、全く目を通していないラジコン技術です。いつもなら「良いよ」と言って廃棄されるのですが、なぜか手元に残して目を通す事にしました。ページをペラペラめくるうちに少年の頃、RC機をやりたくて模型店に出向き、購入価格の高さに驚き、あきらめてUコン機を購入して帰った日、社会人になってRC機を購入しに行って、初めてで10秒飛ばせれば立派と脅されて電動カーと電動ボートを買って帰った日等が次々と思い出されました。二度もあきらめたのにやっぱりRC機をやりたいのかな、でもいい指導者と出会わないと10秒もたないし、人に怪我でもさせたら等と考えながらさらにページをめくるうちに希望をかなえる物を発見しました。

 それはフライトシュミレータ リアルフライトG2です。マイクロソフト等のフライトシュミレータと異なり、RC機を操縦する視線でプロポを使用する物です。これなら何とかなるかなと思い早速手配しました。

 これが届けられて半年もしたら自信もつくだろう、そして後は機材と飛ばす場所の確保とインターネットでRC店、飛行場、フライングクラブ探しを始めました。そしてリトルベランカのホームページにたどり着き、フライトシュミレータ上がりの男、美人OL初飛行に成功の記事を見つけ、フライトシュミレータでの練習で夢が実現出来るかな、から短時間の練習で出来ると確信しました。

 そうとなれば、機材を購入しなくてはと、夢を可能性のあるものとして頂いたリトルベランカさんに行こうと決め、昨年の12月27日に立ち寄り、社長の小林さんとお会いする事が出来ました。(愛想のいい内田さんと美人の某女史にも)
他のRC店では経験したことの無い明るい感じのお店でまず驚き、ついで皆さんの親切な対応に感激しました。小林さんのお勧めでパイパーJ3(京商)を購入し、1月1日より組み立てを開始しました。おかげで冬休みは余分なお金を支出することなく、時間を持て余すことなく過ごすことが出来ました。 

 そして機材を引き取った年末から何度か組み立てる上で納得がいかない点を確認し手直しするために何度もリトルベランカに通い1月16日がやってきました。(小林さん営業妨害をしましてすいません。)

 前日にフライトシュミレータで最後の練習と思い、パソコンに電源を入れ、G2をクリックしても動作しない、再セットしてもダメ、このままでは明日は自信が持てないとあれこれやっているうち時計は4時を指し、あきらめて寝たおかげで、寝不足と練習出来なかった事での自信喪失で半分以上は飛行不可の気象状況になること期待しながら家を出ることになりました。

 どうも気合が入らなくダラダラと出かける準備をしていると、奥様から「カメラを忘れないでね、飛ばす前に写真を取っておいたら」のお言葉、こやつ家にはバラバラになった機体を持って帰って来ると思っているな。パソコン上を飛行するRC機を思い浮かべ、旋回はこう、離陸はこうだなとかイメージトレーニンしながら常磐道を走ること30分、待ち合わせの場所に、そして飛行場に到着。


いよいよエンジン始動です!
 天候はいまにも降り出しそうな曇天、風速は約6m、「初飛行には向いていないがせっかく来たのだからいきますか」と小林さんは言われる。こんな状態で初飛行したらフライトシュミレータ上がりのお父さん、初飛行に失敗、G2でもおじさんには効き目なしなんて記事に書かれたらと思いつつ、フライトの準備を始めました。(たぶん暗い顔をしていたでしょうね) 石塚さんの指導のもとにエンジンを掛け、いよいよ離陸だ。パイパーは約7m滑走し適切な上昇角で高度30mまで上昇、右旋回、ロール、スプリットSと素晴らしい飛行、そして高度をさらに上げ、「さあ代わりましょう」と石塚さんに言われて気楽によく飛ぶなー、上手く作れたと、

さぁースタートです。
にやにやしながパイパーを見上げていた状態から覚悟が出来ないままプロポを受け取る事となり、足が小刻みに動く中、とりあえず右旋回をしようとエルロンのスティックを右に倒しました。G2と同じ感覚で旋回するパイパーを見て、これなら10秒以上は持たせる事ができると感じ、右旋回になれたら左旋回、宙返り、背面をしよと考えながら次の右旋回のおこなったら風に流されて思うような旋回径が得られなく、また雲も低いため機体が視認できなくなり、あわてて石塚さんに助を求めました。

 まだ、10秒飛ばしていない、次は高度を落として視認しやすくして10秒持たせてやると考えている内に「さあどうぞ」とプロポが回ってきました。あれこれ考える余裕があるのに足だけ小刻みに震えるのはどうしてかなと考えながら、機体を何度も後方に行かせ、旋回毎に高度を上げたり下げたりしている内に10秒経過した。第一目標は達成だ。次は宙返りをしようとスティックに意識を持っていったら「そろそろ代わりましょう。下ろしますから」と石塚さんから声が掛かった。どうしてやばい事をやろうとしているのが解るのかなと思いつつプロポを託しました。


足が小刻みに震えます!
左から店長くま小林、父さんパイロット高橋さん、リトルベランカ専属コーチ石塚さん

 そして我が愛機は無事着陸、皆さんの拍手と石塚さんからの握手で、初飛行が成功したこと、そして機体が無事な状態で写真を取っていないことに気が付きました。

 着陸後、雨が降り出したために1フライトで撤収する事となりました。その後、喫茶店で皆さんとコーヒーを飲みながらラジコン談義をするうち、なんと雨が止んでいるではないですか。まさに我が思い天に通ずです。1フライトでは物足りない、まだ離陸もしていない、何とか雨が止まないかなと考えながら皆さんのお話を聞いていました。(皆さんごめんなさい。)後は小林さん「戻りますか」と早く言って下さいよと思いながら待つこと数分後、「戻ってみますか?」のありがたい小林さんのお言葉、小林さんはやっぱりいい人だ。

 戻ってみると風は先ほどより強く、どうなるのかな思っていると、「風は強いですけどいってみますか」の頼もしいお言葉。早速、機体を準備し燃料も満タンにした、写真も取った、2フライトだから落ちても小林さんに迷惑は掛けないと思いながらエンジンスタート。


もうちょっとした余裕有り
 1フライトと同様に高度を取った状態でプロポを受け取り、旋回の練習を開始した。何故か今度は足が小刻みに動いていない。先ほど足が震えたのはシュミレータ上がりのおとうさん初飛行に失敗と記事にされるのが嫌で緊張していたのだと結論づけながら左右旋回、上昇、下降と練習を進め、石塚さんによる着陸で2フライト目も無事終了。

 3フライト目は離陸から挑戦することにし、テイクオフポイントに到達したパイパーに無事に離陸しろよと念じながら、スロットルを上げた。右に行こうとする機体を修正するためにラダーを打ち、エレベーターを一杯に引いた、パイパーは左に傾きながら上昇、周りから「あー」、「あぶない」とかの声が上がった。しかし不思議にエルロンを右にあてればいいし高度もあるからだいじょうだと確信でき、エルロンをあてた後に規定高度付近まで上昇させることが出来た。これはG2での練習の合間に雑な離陸、旋回、着陸を行い、何度も墜落させ、また、危険な状態から復帰をする遊びが非常状態になれる事となり少々の事は落ち着いて対処できる訓練になった為によるものだと思われる。

 綺麗ではない離陸を終え、上空での旋回訓練を進めるうちに着陸もいってみようかと思い出し、まずはオーバーシュートをと思い旋回下降に入ったとたん「変わりましょう。もう少し高度を上げて下さい」と石塚さんから声が掛かった。またしても読まれてしまったと思いながらプロポを託し、着陸をお願いする事となった。そして石塚さんによる華麗な着陸で3フライト目が終了した。

 撤収後、常磐道を走りながら次は着陸を決めてやろう、そして何かをやる時はロールしていいですか、着陸していいですか等、声を掛けて許可をもらう事にしょう。考えてみれば、指示以外の事をやろうとするとんでもない生徒でありました。石塚先生本当に申し訳ありません。

 優しく的確に指示をあたえて下さる先生、色々な事に親切に対応頂いた小林さん、内田さん、内村さんカップルそして、とんでもない生徒のリトルベランカ新春初フライト会と私の初飛行は皆さんのおかげで無事終了することができました。改めて御礼申し上げます。

 帰宅してみると我が家の奥様とご子息様は無事な機体を見るや否や「とうちゃん、今日は飛ばすことが出来なかったの」、くそーと思いながらも笑顔で「飛ばしたよ、今度は飛んでいるところを見せるよ」、そして「そうなの」のダメオシ。小林さんパイパーが飛んでいる写真(出来たら私が操縦しているところが同時に写っている物)を送ってください。お願いします。

例6)父さんパイロット離着陸大成功! @つくば

父さんパイロット離着陸大成功!

父さんパイロット高橋さんのフライト・レポート

1月30日、2回目のフライトにして遂に、離陸、着陸に成功しました。

realflight

フライトシミュレータの効果は抜群です。高橋さんの製作した京商カブは少し調子が悪く修理の必要があったため、急遽リトルベランカ社有機第2号、ラスカル40ARFにてフライトを開始することにしました。先日のレポートでもお伝えしていますようにラスカル40ARFは、スピードはブルーマックスよりありますが、ホントに安定して飛んでくれます。だから、フライト2回目という高橋さんにも安心して飛ばしてもらうことができるはずです。最初は先週のおさらいで上周飛行を繰り返しました。先週より、かじの打ち方が滑らかで、かなりの低空でも少し安心してみていられます。2回目は、上周飛行から、着陸進入の練習に入ります。
何度か繰り返しているうちに高度良し、ファイナルの位置良しのところで、いよいよ着陸にトライ、緊張します。でもエルロンを修正しながら、地面をなめるように着陸しました。「ヤッター!」と「おめでとう!!」の声、そしてみんなからの握手で、高橋さんも完全に舞い上がっています。とにかく自信をつけた高橋さん、3回目のフライトは言うまでもなく、離陸から。糸を引くようにラスカルがテイクオフしていきます。白とブルーの機体が美しい。何度か上周飛行、もうかなり安心してみていられます。その時、僕の携帯に電話が入り、なにやかにや話している間に高橋さんは自ら着陸を決定。

rascal

僕が電話を終えて振り返ったときには無事ラスカルが着陸していました。リアルフライト・シミュレータの練習成果が本当に出ました。フライト2回目にして離着陸した高橋さん、本当におめでとうございます。でも、基本を忘れずにステップ・バイ・ステップで進んでください。結局はそれが早道です。

高橋さんバルサキットはその次にしてください。何故なら、『確実にゆっくり飛ぶ飛行機を最初のフライトでは選ぶべき』だからです。その点、我田引水になりますが、弊社の「ブルーマックス」は絶対にお薦めです。それでも最初のフライトは必ず飛ばせる人と一緒に行ってください。その人に最初は飛ばしてもらってトリム合わせをしてもらってください。どんな機体でも多少のクセを持っているので、まっすぐ飛ぶように調整してもらってください。飛ばす前に重心位置だけは、何はともあれ確認してくださいネ。さあ、一歩踏み出してみませんか。この冬のうちにシミュレータの練習と機体作りをして春になったら、初フライトにチャレンジしてください。遠くに思えたあの空も、もうすぐ自分のものになります。

初飛行から失敗しないすごい練習法があります

ラジコン飛行機で失敗を繰り返してきた人、やってみたいと思っていてなかなかチャンスが無かった人でも確実に短期間で飛ばせるようになる方法があるんです。
最初から飛ばせる人なんてホンの一握り、ほとんどの人が何度も落としてあきらめています。今まで使ったお金を計算してみてください、結構な金額になっているんじゃないですか?それでもエンジンやプロポが残っている人は幸せです。たいていの人はそれすらもこわれてしまっているんじゃないですか?それでもあきらめきれずに毎月ラジコン誌を買って新しいキットやプロポを見ては、いつかはなんて考えているんです。 そこから短期間で抜け出す方法があるんです。それも私が実践してまったくラジコンをやったことのない人間を短期間で最初のフライトから飛ばせるようにしてしまった話だから、ウソ偽りもありません。その話をぜひ読んでください。

あなたが何度も落としたときの状況を思い出してください。まず離陸で機体が走り出して、待てばいいのに機速のつかない内にアップを引きすぎ失速、何の拍子かうまく上がっても左か右へ傾き、それを修正しようとして強く舵を切りすぎ墜落、うまく飛び上がったとしてもあれよあれよという間に遠くに行ってしまって機体の姿勢がわからなくなり上へ下への大騒ぎ、結果パニクって墜落、運良く離陸しても右旋回か左旋回に入ってアップを引いたまではいいけど、エルロンやラダーのカウンターを当てられず巻き込みながら高度を下げながらぐるぐる、あっという間に墜落。結構当たってませんか?ロールをしたけど何回目かのロール中に背面になってダウンが打てなくて、高度が下がってきてパニクって墜落、なんてかなり上級クラス。

これってすべて変化する状況に対してスティックの操作が適切でないことから起こっているのは明らかじゃないでしょうか?これを克服するには黙っていても指が機体の状況に応じて適切に動くまで練習するしかないわけです。でも適切に動くまで実際のラジコン機を使ってやるとしたら何機あっても足りません。指が動くようになる前にお金が尽きるか、興味を失ってしまうか、ラジコンなんてこんなもんかとあきらめてしまうかです。

実はかくいう僕もこの道をたどりました。何度も何度も落とし、そのたびにネジやボルトナットだけが残りその数が情けないことに勲章のようなモンです。やめちゃおうかななんて思っていました。それに飛行機も作り方が悪いのかななんて思ったりもしていました。(実際、最初のころは多分それも重なったとおもいますが・・・)でもある風の強い小雨の降る暗い日に、落ちてもなんとか修理をした機体をもって近くのクラブへ出かけてみました。おそるおそる会長さんにそれまでの話をして、飛ばしてもらえませんかとお願いしてみました。するとちょっとしたチェックの後エンジンがかかり、暴風に近い中ぐらぐらしながらもあがっていくではないですか、そしていろいろな演技までやっちゃうじゃないですか、そして風がいっこうにやまない滑走路に無事着陸して、お~~~この違いはなんだという感じでただただ感動していました。飛行機はとりあえずOKということが明らかで、あとはこの僕の腕じゃないかということがはっきりしたわけです。それからとにもかくにもクラブへ入会し、弟子入りしたわけです。後でわかったことですがそこは日本でもトップのスタントクラブで、恐ろしいくらいの達人の集まりだったのです。ですから手取り足取り教わるというわけには行かず、盗み見しながら聞き耳を立てながらエンジンのことや理論的なことを教わりました。実践編ではクラブ員の方にお願いして、上空へ上げてもらっては少しずつ上空飛行をさせてもらっていました。この上空飛行の最中にもよく打ちミスをして落としました。やっと着陸やってもいいんじゃないかといわれてやってみるとやはり舵を反対にきって落としたり、翼端から落ちたり、脚を折ったりペラを折ったり、アップを引きすぎて失速したり、うまくおろしたつもりでもなぜか滑走路の端にある水溜りなどによく着水していました。やはりすべて状況に応じたスティックワークができていなかったことが明らかでした。それが少しつかめるようになるまでかなりの数の飛行機を落としました。ネジ、ボルトナット、脚やリンケージのピアノ線、折れたペラがただただ多くなっていきました。それでも曲がりなりにも多少飛ばせるようになったのは、たまたますごいクラブが近くにあって理論編は教われたこと、すばらしいクラブ員のヘルプがあったこと(あまりにかわいそうということで見るに見かねて助けてくれただけかもしれませんが・・・)、たまたま練習する極めて広い場所があったこと、たまたま練習する時間が比較的自由に取れた事によるもので、めぐまれていたとしかいえません。こんな人は多分多くはないと思います。

なんとかこんなことをしなくても短期間で最初から飛ばせる(少なくとも暴れずにコントロールしながら上周飛行が最初からできること)ようになる方法はないものかと悩んでいました。これができればもっと多くの人たちがラジコンの世界に戻ってきてくれたり、やろうと思ってくれる人が増えるのじゃないかとおもいませんか?

そんなある日、今年の静岡ホビーショウで、あの有名なヘリの泉水和幸君に久しぶりに会いました。いろいろ話をしているうちに実はね、なんてこの悩み話をしたら、彼が出演したつい先日のNHKの番組で、ある実験をしたという話を熱弁を振るって話してくれました。ラジコンヘリにチャレンジするという番組で、子供達を二つのグループに分け、ひとつのグループにはラジコンヘリのシミュレータで練習を繰り返ししてもらい、もうひとつのグループにはプロポの操作方法を教えた後、後ろに泉水君がつきながらラジコン機を直接操縦してもらうという事をしてもらったそうです。その結果、直接操縦してもらったグループの子供達はホバリングはおろか、傾きも直せず危ういことの連続。一方シミュレータで練習したグループからは最初からホバリングもどきができた子供がたくさん出てきて泉水君も驚いたそうです。だから飛行機の場合も同じだと思うから小林さんぜひ実験してみたら、というんです。それまでシミュレータに関しては僕自身半信半疑で、バーチャルなんて実際とはちがうよとあまりいい感じをもっていませんでしたが、それでも泉水君があまり薦めるものだから、よしやってみようという気になりだしてきました。そうだそうだ、うちには一度もラジコン飛行機を作ったこともなければ飛ばしたこともない内田君というすばらしい実験台がいるいるとおもいながら、泉水君に御礼を言って分かれました。

それから内田君に話をして、まず機体の製作をしてもらうことにしました。選んだのは抜群の安定性で評判をいただいているGlobal社のブルーマックス。40クラスなのでエンジンはOSの4サイクル、FS52S.。仕事の合間を使っての製作なので多少時間がかかったものの2週間程度で何とか出来上がりました。その間、彼にはGreat Planesから出ているReal Flight を練習してもらっていました。画面が驚くほどリアルで、プロポの細かい動きにも画面上の機体は追随してくれます。リアルできれいな画面なのでラジコンをやらない人にも興味を持ってもらえます。しばらくは例によってあっちへ行きこっちへいき落としてばかりでしたが、何度落としても、飛行機は滑走路で離陸待ち状態に戻ります。彼は何機落としたでしょうか?わかりません。おそらく彼もわからないでしょう。それでもそのうちなんとか暴れずに上周飛行ができるようになり、着陸の練習に入っていました。やはり対面飛行の場合の逆打ち、高度とスピードの関係がわからず失速墜落、激突の連続。それでも何回かに一回くらいは何とか地面に降りられるようになっていきました。そこで環境変化を加えてそれがどんなことを引き起こすのかわかってもらうように極端な強さの風をシミュレータでくわえました。風上に向かうとえらい抵抗があり、また風下に向けたとたんすごいスピードで飛行し、着陸などはコントロールがかなり難しくなることなども体験してもらいました。このころには環境変化をはずすと、かなりうまく飛ばせるようになっていました。僕も何年か飛ばしていなかったので陰に隠れてシミュレータで練習したことはいうまでもありません。

機体も完成したようだし、よし初飛行と内田君の実験をしようと思い、つくばの飛行場へ二人で向かいました。7月18日の水曜日、午後2時くらいに芝生が一面にひかれた飛行場に到着。天気は抜群にいい。でも車から降りてみると天気のいい日の午後早くにありがちなかなりの風。ヤバイとは内心思っていましたがそんなことはおくびにも出さず、内田君に指示をしながら胴体に主翼をつけたりしてました。そのとき内田君に「ちょっと緊張するなあ」といったら、「そうですね~~」といいながら顔を見たら青ざめいるじゃないですか、そしてそれを聞いた僕ものどがカラカラ。おいおい僕も緊張してるじゃないか、そうだこの機体も初飛行だし、内田君もはじめてだ。うわ~~~~、大丈夫かよなんて思いながら、少し前重くらいの重心位置を確認し、右左の動きが逆じゃないかをチェック、各舵面の動きの量をチェック、少しアジャスターを調整してOK。お~~そうだ、このエンジン新品だったと思い出し、1タンクくらい慣らしをしなきゃと震える手で燃料を入れ、クランクしてスターターを回すとなんの問題もなくエンジンがかかり、しばらく中速でまわしてからスロー調整。風が強いのでエンストは絶対禁物なんて思いながら少し高めにセット。いよいよですわ。風は相変わらず強いですわ。震える手で燃料を入れ、プロポのスイッチオン、スターターをまわします。エンジンは何事もなかったように快調に回ってくれています。ピークより少し手前にニードルをセットして、内田君に機体を持ってもらい再度エルロン、エレベータ、ラダーの動きをチェック。エンコンを下げて滑走路へ。このころ二人はかなり無口。風上に向けてエンコンハイ、機体はするすると走るだし、4-5メートルもしないうちになんと言うことなく離陸。内田君の「うわー、飛んだ!!」の声。エルロンはトリム右へ2コマでOK,でもエレベータがアップ気味、トリムをかなりダウンさせて一件落着。そこで内田君に「どうだ?」と聞いたら「OKっす」と震える声で、でもやけに自信ありげ。「大丈夫か?」の声もどこ吹く風、内田君が上周飛行をしているじゃないですか?「シミュレータとおなじだー」などとほざきながら、僕の実験大成功です。泉水君ありがとう。かなりの風にあおられながらもちゃんとエルロンを切り、エレベータを使って高度の変化を抑えながら飛ばしているじゃないですか。それも結構、低いところで。風下ではかなり持っていかれる感覚はシミュレータで何度も体験済みなので、手前からまわしてきたり、なかなかの余裕。少したつと安心してみていられるようになってきました。10分以上も飛ばしていたので、そろそろ交代して着陸態勢。こっちのほうが緊張するわ。でもエンコンを下げると自然にゆっくり高度を下げてきます。非常にスピードがのろいので傾きのコントロールはほんとに楽で、エレベータをひきながら芝生にホンワカ降りました。

エレベータのアジャスターを少し調整して2回目のフライトにチャレンジ。離陸や着陸もと思いましたが、かなりの風なのでとりあえず今日は上空飛行のみと決めました。2回目の内田君はかなりの余裕で、ループにも挑戦。難無くこなして相変わらず結構低い高度で上周飛行を続けています。たぶん着陸も何とかできると私は思っていたし、また彼もできると思っていたと思いますが、なにせこの風ではと心を鬼にしておろすことにしました。無事機体を降ろし、後片付けをしながら「どうだった?」ときくと「違和感まったくないすわ」の返事。

どうですか、みなさん?シミュレータだけでここまで来るんですよ、最初から。シミュレータでうまく飛ばせなければ、絶対に実際のラジコン機は飛ばせません。でもシミュレータで飛ばせるようになったら、ほらこのとおり。このシミュレータは3万円弱ですが、何機も落とすことを考えたらあまりに安いです。さらに飛ばせるようになってからでも新しい演技にチャレンジするときには重宝します。スローロールやナイフエッジだって何度落としても大丈夫。何の演技でも怖がらずに大胆に試してみることができます。雨の日だって練習できます。機体もたくさん入っていて好きなものを選んで練習できます。だから一本あれば永遠に“落とす”ことなく使えます。一機5~10万もするラジコン機を一瞬で失うことを考えたらほんとに安く、そして遠回りのようで実は一番早道だってことがわかってもらえると思います。永遠に墜落しないラジコン機を持っているようなものです。なければパソコンだってこの際買ったっていいじゃないですか?ほかにも使えるんだから。機体を作っているうちにシミュレータでスティックワークを練習し、自信がついたらどこかの近くのラジコンクラブに声をかけてください。もう墜落した機体を探しに草深い茂みに入ることも、部品をかき集めることも夢のまた夢になる日も近いです。

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