この「Baby Noice」の写真を見たときに思いついたのは、Mills 0.75エンジンの展示台機でした。
いかに各パーツの軽量化することが、Millsエンジンでの飛行のカギとなりました。
重量が主要パーツだけでも307g、これをMillsエンジンで飛ばすとなると、250g以下で仕上げないと、総重量が450g以下になりません。
機体250g、エンジン・マウント等100g、RCメカ70g、総重量420gの計画で作製を開始しました。胴体を削り出しましたが、F/F機なみにすると相当削り込めます。現状で125gありますが、90gで仕上がりました。
ただし、表皮はエアスパンを張る予定ですが、表皮の強度上、縦通材は追加しました。
RCメカも、ラダー・エレベーターのみとし、軽量タイプの2ch使用に、主翼はエルロンパーツの撤去、水平尾翼・垂直尾翼等は、翼型に削り込み、補強材を追加し、尾輪は尾そりに変更し、予定通り250gで生地完。これから、フィルム張りに着手します。
数年前、電動用のノイスJrを購入させていただきましたが、今回待っていた生地完成機が出ましたので、絹張り10FP仕様で製作しました。
手持ちの絹とドープもTHCの販売終了であとわずかになりましたので、丁寧に作りました。
エンジンベット回りは、かなり修正が必要です。
また、絹張では張りが強いため、狂い防止のため尾翼周りは、リブ間にトラス補強を入れました。主翼は、そのままでも問題ありません。絹張が終了しましたが、総重量は900gほどでできそうです。
付属部品もきっちり入っておりましたが、エレベーター/ラダーのリンケージパイプはメーカー側で接着装着済みでしたが、ここは、製作者に任せた方が良いと思います。(リンケージがエンジン機には細すぎます)
生地完成機の木部そのものは、大変丁寧に製作してあり、満足しております。
エンジン機として作り始めましたが、マウントの先端部分がなぜか幅広にカットされており、別途べニアで補強しました。電動版だとしても先端部を幅広にする必要はないように思います。それとラダーリンケージはワイヤー式にしたいので取り付け済みのパイプは取り去りました。些細なことではありますが以上2点が気になった点です。
生地は非常に丁寧に作られており満足しています。美しく仕上げてあげないと・・・という気持ちになります。
総評: 4.3 (3件)