1920-30年代には南カリフォルニアの空の玄関 とまでいわれたグランドセントラル空港の栄枯盛衰が、そこに集まった数々の思い出深い飛行機や人々の行き来とともに描かれています。プロペラ機が生き生きしていた時代の息吹が手にとるように伝わってきます。グランデール市の発展の基礎ともなったこの空港も第2次大戦、朝鮮戦争を経た後、経済的に空港運営が困難となりついに60年代に入って完全に閉鎖されることとなった。滑走路跡地にはその後、多くのハイテク企業が進出し、活況を呈しています。現在はコントロールタワーだけが残されています。それだけがかつてここにヒコーキ狂いが集まり、ミリオネアが生まれ、そして最後には何もかにも失ってしまったが、人々の夢を駆けた空港があったことを思い出させてくれます。一枚一枚の写真を見ているとふとあの時代のエンジン音が聞こえてきそうです。(実は私にとっても思い出の街です。うっ!) 白黒写真304枚、全144ページ。 |
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価格:1,849円(税込 2,034円)
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